コーラが飲みたい!!!!!
でも、コーラには砂糖がたくさん入っているから体に悪いんじゃない?
じゃあコーラゼロはいい?でも人工甘味料が使われていて、それって体に悪いんじゃないの?
でも、どうしても飲みたい。そんな時はどっちを飲む?
そんな時は、コーラを飲むことにしました!
この記事では
・100記事読んで決めました!
・コーラとコーラゼロの気になることを比較
を紹介したいと思います。
*注意:専門家ではありません。私の個人的な結論です。
お時間がない方「コーラとコーラゼロどっちを飲む?のまとめ」だけでも見てください。
コーラとコーラゼロどっちを飲む?
コーラが飲みたい!!
ノーマルコーラは砂糖が気になる。ゼロは人工甘味料が気になる。どうしよう?飲むのをあきらめる?
それは出来ない!だって飲みたい!
色々調べました。色々読みました。100記事ぐらい読みました。
そして決めました!コーラを飲みます!
謎が多い人工甘味料より、砂糖をとりすぎることを選びます。
毎日じゃないし。たまにのことだし。
でも、毎日飲みたい!
ということなら話は別です。毎日こんなに砂糖をとってはダメそうです。それなら、コーラ・ゼロの方がいい気がします。
コーラとコーラゼロの気になることで比較
気になることは調べて、正しく理解して、納得いく選択をしよう!
ノーマルコーラ の気になること
■糖分が56g(小さじ19杯) はとりすぎ?
砂糖を過剰に摂取することは、肥満、糖尿病、循環器疾患、腎臓病、肝疾患等のリスクをあげる可能性がある?
→とりすぎです。砂糖の過剰摂取は色々体に悪い影響を与えます。(関連記事参照:砂糖と塩どっちが悪い?)
■果糖ぶどう糖液糖は砂糖より悪い?
急激に血糖値があがるので普通の砂糖より健康に悪い影響を与えるのでは?原料となるトウモロコシが遺伝子組み換えの場合は体に悪いのでは?
→普通の砂糖より悪い!ということはないようです。血糖値に与える影響等、健康に与える影響は砂糖と同等と考えて良いようです。
遺伝子組み換えトウモロコシを原料に使っていることも含め、安全性を確認した上で各国で使用を認めています。
ゼロコーラ の気になること
■人工甘味料(スクラロース、アセスルファムK)は体に悪い?
糖尿病の発症リスクが高まる?腸内環境のバランスを崩す?ガンの発症リスクが高まる?子供には良くない?
→よくわからないようです。継続的に摂取することで上記の様なことが起こるかもしれないし、起こらないかもしれません。
砂糖の摂りすぎや体重増加を防ぐのには有益とされています。
果糖ぶどう糖液糖を調べる
果糖ブドウ糖液糖は、トウモロコシやじゃがいも、さつまいものデンプンを酵素反応、精製して作れれた果糖とぶどう糖の分子が混ざった液体です。砂糖(ショ糖)と同じく炭水化物に分類されます。ショ糖は、ぶどう糖と果糖の分子が一つずつ結合した結晶です(果糖の割合いで表現すると果糖50%)。
日本農林規格(JAS)で異性化糖製品は以下のように制定されています。果糖の割合で名称が違います。 ■ブドウ糖果糖液糖: 糖のうちの果糖の割合が 50 % 未満のもの ■果糖ブドウ糖液糖: 果糖の割合が 50 % 以上 90 % 未満のもの ■高果糖液糖: 果糖の割合が 90 % 以上のもの ■砂糖混合異性化液糖: 上記の液糖に 10 % 以上の砂糖を加えたもの |
安全性の話
コカ・コーラ公式ホームページに異性化糖の安全性が書かれています。
・1983年に米国食品医薬品庁(Food and Drug Administration : FDA)から「一般的に安全」(Generally Recognized as Safe:GRAS)と認定されています。
・2008年、米国医師会(American Medical Association : AMA)は異性化糖に対する消費者の懸念に応えるため、この甘味料に関する研究文献を再評価し「異性化糖とショ糖の組成は類似しており、特に身体への吸収メカニズムはほぼ同じであることから、異性化糖が肥満やその他の条件に対してショ糖よりも大きな影響を及ぼすとは考えにくい」との声明を発表しました。
FDAにより、安全性が確認されています。さらに「普通の砂糖より健康に悪い影響を与えるのでは?」といった消費者の懸念に対する答えも出されています。
歴史と現在の消費量
太平洋戦争に敗れ食料難の時代、政府の対策として甘しょや馬鈴薯の生産が増えました。食料難が一段落し、イモ類は余り、甘味を求めて砂糖の輸入が増えました。しかし、経済的に貧しい当時は砂糖を大量に輸入できませんでした。
そこで、余剰イモを原料としてでん粉を製造し、そのでん粉から甘味源であるブドウ糖を製造する技術開発が始まりました。日本には古くから、多くの発酵食品が生産されていたため、この技術が役立ちました。異性化糖は1960年頃に日本で発明されました。
その後、1970年代にアメリカのコカ・コーラ社で使われるようになり、日本での製造も増加していきました。今や飲料だけでなく調味料・食品と幅広く使われています。
令和元年の異性化糖の消費量は約83万トン。ちなみに砂糖の消費量は約188万トンです。異性化糖は特別な甘味料でなく、歴史も古く広く普及している甘味料です。
原料のトウモロコシの話
果糖ブドウ糖液糖を含む異性化糖製品はほとんどが国内で製造されています。その原料となるデンプンは輸入トウモロコシや国産のさつまいも、じゃがいもです。トウモロコシはほとんどをアメリカから輸入しており、そのほとんどは遺伝子組み換えトウモロコシです。
果糖ブドウ糖液糖の食品の表示に「遺伝子組み換え」等の表記がないのは、組み換えられたDNA及びこれによって生じたタンパク質が、ひろく認められた最新の技術によっても検出できない加工食品には表示義務がないからです。
果糖ブドウ糖液糖の状態になると遺伝子組み換えトウモロコシが使われたどうかわからないということで、その影響を調査するのは難しそうです。
参考URL:
農畜産業振興機構 異性化糖の話
農畜産業振興機構 異性化糖の工業生産の歴史
農畜産業振興機構 異性化糖はどうしてうまれたのか?
コカ・コーラ 異性化糖のすべて。
農林水産省 砂糖及び異性化糖の受給見通し
砂糖類の国内受給
healthline 高果糖コーンシロップ(異性化糖)と砂糖のどちらが悪いか?
healthline 高果糖コーンシロップ(異性化糖)が6つの体に悪い理由
農林水産省 遺伝子組み換え食品の表示概要
とうもろこしの総合情報サイト トウモロコシノセカイ
人工甘味料を調べる
人工甘味料は、化学反応により作られた甘味料で、砂糖の数百倍の甘味度を有しているのが特徴です。炭水化物に分類されない甘味料で、人工的に合成したのです。食品衛生法に基づき、厚生労働大臣が安全性と有効性を確認した指定添加物のひとつです。
安全性の話
コカ・コーラ公式ホームページに人工甘味料の安全性が書かれています。
・スクラロースは、1998年4月に米国食品医薬品庁(Food and Drug Administration:FDA)によって食品・飲料15品目への使用が認可され、1999年には一般向け甘味料として認可されました。約80ヵ国で、食品・飲料への使用が許可されています。
・アセスルファムKは、1998年に米国食品医薬品庁(Food and Drug Administration:FDA)は飲料への使用を許可しました。アセスルファムKは、これまでに90件を超える試験で安全性が確認されており、世界の90ヵ国以上で認可されています。
各国で安全性が確認され使用が許可されています。
一方で、健康への影響を調べる研究もたくさん実施されていますが、多くの資料が人体へ悪い影響を与える可能性があるとした上で、まだまだ研究が必要であると結論づけています。
だれも、「糖尿病の発症リスクが高まる?」「腸内環境のバランスを崩す?」「ガンの発症リスクを高める?」「子供には良くない?」といった消費者の懸念に対する明確な答えを出していません。
ということでモヤモヤした感じですが。「継続的な摂取が人体へ与える影響は未知の部分がたくさんある。」「子供の継続的な摂取には慎重に!」というのが現状のようです。
ただし、砂糖の摂りすぎや体重増加を防ぐのには有益とされています。
歴史と現在の消費量
スクラロース
砂糖の一部を化学反応により塩素原子に置き換えた化合物です。1976年に英国で開発されました。日本では1999年に指定添加物とされました。使用食品ごとに使用基準が設定されています(清涼飲料水では1kgに対して0.4g)。JECFA*は人の摂取許容量は体重1kgあたり0〜0.15mgと設定しています。
財務省「貿易統計」によると、スクラロースの輸入量は、2011年は17トン、中国からの輸入が大半を占めています。2011年のスクラロースの国内需給量は105トン(食品化学新聞社「食品添加物・素材市場レポート2012」)です。(引用:農畜産業振興機構 人工甘味料の動向)
アセスルファムK
酢酸由来のものを原料とした化合物です。1967年にドイツで開発されました。日本では2000年に指定添加物とされました。使用食品ごとに使用基準が設定されています(清涼飲料水では1kgに対して0.5g)。JECFA*は人の摂取許容量は体重1kgあたり0〜0.15mgと設定しています。
財務省「貿易統計」によると、アセスルファムKの輸入量は、2011年は481トン、輸入先国はドイツが最もシェアが高いが、近年、中国がシェアを伸ばしています。2011年のアセスルファムカリウムの国内需要量は350トン(食品化学新聞社「食品添加物・素材市場レポート2012」)で、全量を輸入に依存しているとみられます。(引用:農畜産業振興機構 人工甘味料の動向)
*JECFA:国連の食糧農業機関(FAO)及び世界保健機関(WHO)は、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議「FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives 」
参考URL:
農畜産業振興機構 人工甘味料の動向
農畜産業振興機構 人工甘味料と糖代謝
コカ・コーラ スクラロースの安全性を認定
コカ・コーラ アセスルファムKの安全性を認定
healthline 人工甘味料は良いか悪いか?
healthline スクラロースは良いか悪いか?
healtjline アセスルファムKは良いか悪いか?
healthline 人工甘味料は腸内環境を悪くしますか?
NutritionAction 食品添加物の安全性
子供の人工甘味料使用に関するレビュー
人工甘味料の腸内環境と関係についてのレビュー
米国糖尿病学会と米国心臓病学会の人工甘味料に関する声明
日本食品添加物協会 指定添加物とは
コーラとコーラゼロどっちを飲む?まとめ
私はノーマルコーラを飲むことにしました!
ノーマルコーラ
■糖分が56g(小さじ19杯) はとりすぎ?
→とりすぎです。 WHO(世界保健機構)は1日あたり約30ḡ以下の砂糖の摂取を推奨しています。
■果糖ぶどう糖液糖は砂糖より悪い?
→普通の砂糖より悪い!ということはないようです。血糖値に与える影響等、健康に与える影響は砂糖と同等と考えて良いようです。
ゼロコーラ
■人工甘味料(スクラロース、アセスルファムK)は体に悪い?
→よくわからないようです。継続的に摂取することで上記の様なことが起こるかもしれないし、起こらないかもしれません。砂糖の摂りすぎや体重増加を防ぐのには有益とされています。
医療関係者でも、化学に詳しいわけでもありませんが、自分なりに調べて、自分で納得して、コーラを飲みます。
砂糖はとりすぎです。でも、たまの楽しみだし♪
ここまで読んでいただきありがとうございました。