家から車で6時間弱のミズリー州セントルイスに行ってきました。
巨大なアーチ状の建物が有名です。それを見るのが一番の目的でした。他にも素敵な所がたくさんあったので紹介したいと思います。
ゲートウェイ・アーチのトラム予約
木曜日の昼前に出発して夕方セントルイスに到着。その日はホテルに直行です。
ホテルで金曜日のゲートウェイアーチの頂上へのトラム乗車予約しました。一番早くて夕方5時10分だったのでそれを予約です。
もっと前から予約するべきでした。
STL動物園とシティーミュージアムとゲートウェイアーチ
STL動物園
金曜日の朝9時前から行動開始です。
水族館や科学博物館など魅力的な所は他にもありましたが一番お値打ちに楽しめそうだったので
90エーカー*の広さ、14000頭以上の動物たちがいる入場無料のSTL動物園を選びました。
*90エーカーは36ヘクタールです。日本最大級の動物園よこはま動物園ズーラシアが46ヘクタールで上野動物園が14ヘクタールです。
とてもきれいで広くて、動物たちもたくさんいます。
とても近くで熊を見る事が出来ます。
屋内でペンギンをみました。他にも爬虫類、鳥類、昆虫など室内で育てられている生き物がたくさんいます。
子供が遊べる遊具もありました。
丸一日遊べるような所です。
しかし、他にも行ってみたい所があるので12時過ぎに動物園はおしまいにしました。
City museum
動物園から車で東に20分程走り、セントルイスのダウンタウンに向かいます。
City Museum は古い建物の中や外に芸術的な遊具がたくさん用意されていて体験型美術館といった感じの所です。
City Museumの敷地の中にとても狭いですが、たぶんオフィシャルの駐車場があります。美術館の周りにも駐車場がたくさんあります。オフィシャルもその周辺も価格は同じでした。
鉄筋できた空中にかかっているトンネルを父さんと娘が通っています。
全てのものが精巧でがっちり丈夫に出来ているので安心です。でも私は怖かったのでやめました。
建物の中もすごいです。
建物内も気になるものだらけで子供がどんどん行ってしまい写真を撮るどころではありませんでした。
まだまだ見れていない、遊べていない所もありましたが3時過ぎには出る事にしました。
2時間ぐらい居たことになりますが、もうあと2時間ぐらいは楽しく遊べそうでした。
ゲートウェイ・アーチ国立公園
ゲートウェイ・アーチは「西へのゲートウェイ」と呼ばれアメリカ西部開拓を象徴するモニュメントで1965年の完成です。
セントルイスが西武開拓において重要な位置にあったことをしめしています。アメリカで最も高いモニュメントとされていて、高さ約192m、最大幅約192mで主にステンレスとカーボンで作られています。
中は空洞になっていて頂上に展望台があり、そこまでトラムで行く事が出来ます。
トラムは予約制です。トラム乗車は事前予約が出来ます。
ゲートウェイ・アーチ国立公園内には駐車場はないので近くの民間の駐車場に停めます。利用者優待を受けれれる駐車場があるようです。私たちはよくわらかず使えませんでした・・・笑国立公園の年間パスのようなのを持ってると入場料の割引もあるようですが、これまたよくわからず定価で購入です。
頂上に展望台の窓が並んでいます。
入口はアーチを正面から見た下側にあります。
エントランススペースから奥にすすむにはセキュリティゲートを通ります。
地下に無料のゲートウェイ博物館があり西武開拓の歴史やその時のセントルイスの役割を知る事が出来ます。
博物館の先にトラム乗車のためのゲートがあって予約時間の20分程前になるとそのゲートからさらに奥に進むことができます。
30分程度なんだかんだ待ってトラム乗り口まで案内されます。トラムは5人乗りでかなり狭いです。
トラムは北から南に移動するのではなく、北から展望台に登って、また北側に戻っていきます。
4分程登って展望台に到着、そこでみんな降ります。
展望台で8分程景色を楽しんだ後、トラムに乗って3分程度かけて戻っていきます。
アーチは南北にかかっています。私たちは北側からトラムに乗りました。たぶんどっちからでも頂上からの景色は同じ感じだと思います。
展望台の西側から見るとセントルイスのダウンタウンの夜景が見えます。
展望台の東側を見るとミシシッピー川が見えます。周りはは工業用施設が多いとのことです。
2018年にゲートウェイ・アーチ国立公園という名前になりました。
以前はジェファーソン ナショナル エクスパンション メモリアルと呼ばれていて、これは第3代大統領のトーマス・ジェファーソンのフランスからのルイジアナ買収をきっかけに西武開拓が進んだことにちなんでの名前だそうです。
大統領の功績を大事にする国だなと思いました。
トラムから降りきたら6時前でした。
地下にはお土産屋さんもあるのでそこで買い物をして帰りました。
博物館をゆっくり見る時間がなかったのはちょっと残念です。といっても英語の説明なのでぜんぜん頭に入ってきませんが。
ルート66 Old Chain of Rocks Bridge
3日目はのんびり起きて家に向けての移動日の予定でしたが、ここまで来たらルート66*も見てみたいという事で
1929年に開通した Old Chain of Rocks Bridge を見にいきます。
*ルート66は1926年に国道に指定されました。シカゴからロサンゼルスまでの2448マイルで、アメリカで最初に舗装された高速道路です。西への物資・人の移動に使われ西部の発展の促進に重要な道路でした。
1956年の連邦補助高速道路法が制定され、インターステート・ハイウェイ(アメリカの都市間を結ぶ高速道路)が整備されていくにともない国道66号線は衰退していきます。1985年、正式に廃線となりました。
ミズリー州セントルイスはミッシシピー川の蒸気船等による水上交通が盛んな19世紀、その後の鉄道輸送の20世紀初期も重要な中継地となっていました。またセントルイスはこのルート66の通過地点でもあり1970年頃までとても繁栄していた町なのです。
Old Chain of Rocks Bridge
現在は車やバイクは通る事が出来ません。イリノイ州側にある駐車場に車を停めて片道1マイル(1.6キロ)の橋を歩いて渡って戻ってきます。
橋の途中にルート66の隆盛期を感じされるおしゃれなディスプレイがあります。
橋を渡りきると、ミズリー州側の橋の入り口は何か工事しています。車を停めたり出来る所はありません。これからきれいになるのかな?
ルート66は今も人気があります。
自動車大衆化、アメリカ南西部の発展、ルート66沿線の繁栄そこで生まれた文化、ルート66にまつわる色々な歴史があります。そいった歴史を感じる事ができるルート66を大切にしようと活動している所がたくさんあるようです。
映画「カーズ」はルート66のあった町を舞台にしています。
ルート66なんだか素敵です。
渡り始めたのが10時頃で戻ってきたのが11時過ぎです。1時間歩きました。
半分ぐらいで引き返そうと提案しましたが父さんは無視して歩き続けました。
今となれば最後まで行ってよかったとは思っていますが。疲れました。
これでこの旅は終了、家に向かって出発です。
木曜日夕方5時頃到着、土曜日午前11時頃出発。滞在時間42時間。楽しい旅でした。
あとがき
大満足の旅行になりました。
セントルイスはアメリカの危険な都市のひとつのように言われたりもしますが地区によって状況が大きく違うようです。
観光中こわい思いをする事はありませんでした。
余談ですが
セントルイスの繁栄の歴史にミシシッピー川は重要でした。以前メンフィスマッドアイランドパークに行った時もミシシッピー川の凄さが紹介されていました。
トムソーヤの冒険でもミシシッピー川が出てきます。ミシシッピー川は超重要な川なのだとわかりました。
下の写真はメンフィスのマッドアイランドパークで見たミシシッピー川を下る艀(はしけ)です。
ミッシシピー川の北部は大穀物生産地で、そこで獲れた穀物をこうやって大量に低コストで河口まで運び港から輸出したりするようです。
すごい!
ここまで読んでいただきありがとうございました。